📝 この記事について(編集部) おやこ旅は宿への取材を行っておらず、公式サイトなどの公開情報をもとに編集部が整理しています。設備・サービス・営業期間・料金は変わることがあり、記載は2026年7月時点で公式に確認できた内容です。予約前に各宿の公式サイトでご確認ください。認定は施設単位のもので、すべての客室・プランが同じ条件とはかぎりません。
箱根には、館内と併設施設で子どもの行き先が用意されている宿があります。プールに入って、イベントをのぞいて、また戻ってくる。子どもの一日は、それだけでちゃんと埋まります。
そのあいだの湯は、順番を待たなくていい。貸切風呂が7つあるので、大浴場が混む時間を避けて、家族だけで入る時間を選べます。上の子を水遊びに送り出して、下の子と湯につかる。それでOKです。
帰りの車で、この子の話だけでなく、自分が湯につかった話もできそうな一日。そんな箱根の宿と、横浜から向かうときの一日の置き方を整理しました。
横浜から箱根は、着いてからの時間が残る距離
箱根ホテル小涌園の公式サイトには、東京駅から電車(小田原駅経由)で約1時間30分、車なら東名高速・厚木ICから約1時間(箱根口IC経由)と案内されています。横浜からなら、JR東海道線でそのまま小田原方面へ向かえます(所要時間は列車や時刻で変わるので、乗換案内でご確認ください)。
この距離のありがたさは、着いたときに親の体力がまだ残っていることにあります。抱っこ紐の中で下の子が寝ているあいだに着いて、上の子が「まだ着かないの」と言い出す前に着く。宿での時間を、子どものためだけでなく自分のためにも使える余地は、たいていこの残りから生まれます。
箱根で見るのは、この3つの順番
箱根の宿を見るときは、この順番で確かめると決めやすくなります。
- 子の行き先 ── 館内や併設施設に、子どもが向かえる場所があるか
- 湯の順番 ── 大浴場が混む時間を避けて入れるか(貸切風呂、客室の露天風呂)
- 食事の席 ── 取り分けながらでも、親が座っていられるか
3つ全部そろう宿を探すと候補が消えます。今回の旅でいちばん取り戻したいものを1つ決めて、そこが強い宿を選ぶ。それで足ります。
箱根ホテル小涌園 ── 貸切風呂が7つ、子の行き先は館外にも
箱根ホテル小涌園(箱根町)
公式サイトによると、この宿には7つの貸切風呂があります。大浴場もふたつあり、展望露天風呂付き。
数が多いことは、そのまま選べる時間帯の幅になります。貸切風呂が1つや2つだと、埋まっていて入れないまま夜が終わることもありますが、7つあると下の子の昼寝や食事の時間を軸に組み立てられます。予約の方法と受付のタイミングは宿によって違うので、チェックイン時に一言聞けると動きやすいかもしれません。
子の行き先も、館内だけで抱えなくていい設計です。
- ユネッサンに滞在中入り放題となるプランや割引特典があります(条件は公式でご確認ください)
- 屋外プールは7/3〜8/31(公式)
- ビュッフェレストラン「フォンテンブロー」
- ミキハウス子育て総研の「ウェルカムベビーのお宿」認定を受けた宿(公式サイトに明記/認定施設一覧にも掲載)
- ベビーベッドの貸し出し、お子様用の浴衣の用意
- チェックイン15:00/チェックアウト10:00
上の子を水遊びへ、下の子とは貸切風呂へ。時間帯で行き先を分けられるのが、この宿の使い方だと思います。
なお、離乳食の対応月齢は公式サイトに明記がありません。月齢の小さい子と行くなら、予約のときに直接確認しておくと安心です。持ち物側は子連れ旅行の持ち物完全リストで、宿にあるものを引き算してから詰めるのがおすすめです。
箱根での一日を、どこに置くか
チェックインは15:00、チェックアウトは10:00。宿の外にいる時間が、思ったより長いという時間割です。
夏(7/3〜8/31)は屋外プールが開いているので、着いてからの午後を宿の中だけで完結させられます。それ以外の季節は、ユネッサンが入り放題になるプランを選べるかどうかが効いてきます。天気に関係なく、子どもの行き先をひとつ確保しておけるという意味です。
箱根は坂道の多い一帯です。ベビーカーで動く前提なら、宿までの経路や送迎の有無を公式で確認しておくと、当日の判断が減ります。「行ってから考える」を減らせるぶん、着いてからの時間を湯にまわせそうです。
箱根が取れない日の、3つの寄り道
連休の箱根は埋まりやすいので、同じ「人目を気にしないで済む」条件で、近くの湯も並べておきます。
湯河原温泉 懐石旅庵 阿しか里(湯河原町) 公式の客室ページに載っている17室すべてに源泉掛流しの露天風呂が付いています(スイート2室・セミスイート5室・離れ2室・スタンダード8室)。貸切露天風呂もあり、認定施設一覧にも掲載されています。部屋の中に湯があるので、下の子が寝たあとの時間も自分のものになりそうです。食事は懐石が中心で、価格帯は高めの一軒。公式に「ウエルカムベビーの宿」の案内があり、ベビーベッドや補助便座などの備品も載っています。ただし受け入れ月齢や離乳食の対応は明記がないので、月齢や食事の進め方を予約前に相談しておくのが確実です。
亀の井ホテル 熱海(熱海市) ビュッフェ「ATAMI BOLD KITCHEN」のキッズコーナーに、子どもに人気のメニューと離乳食の用意があります(公式)。取りに行けばある状態は、親が席に座っていられる時間をそのまま増やしてくれます。ミキハウス子育て総研の認定を受けた宿で、大浴場は半露天風呂・寝湯・内湯。JR熱海駅から車で約10分、無料送迎(要予約)あり。
鶴巻温泉 元湯陣屋(秦野市) 箱根まで行かなくても、神奈川には湯があります。公式サイトによると、すべての部屋に源泉掛け流しの露天風呂が付き、貸切風呂もあります(鶴巻源泉「秦野の千の湯」/利用条件は公式でご確認ください)。キッズルームは2025年10月にリニューアル。認定施設一覧にも掲載されています。横浜からの距離は、この記事で挙げた宿のなかでいちばん近い一方、価格帯は特別な日向けです。
夕食のあいだだけ手を空けたいなら、リゾナーレ熱海のナーサリー(1名30分1,000円、和食ダイニング「花火」利用時は夕食時間中150分無料/公式)という選び方もあります。熱海側をもう少し広く見たいときは、横浜から近い赤ちゃん連れ温泉もあわせてどうぞ。
予約の前に、聞いておくと動きやすいこと
- 貸切風呂の予約方法と受付のタイミング(事前予約か、到着後の受付か)
- 離乳食の対応月齢(公式に明記がない宿は、電話で聞くのがいちばん早いです)
- 駅からの送迎(要予約のところが多いので、予約時にまとめて)
- プールや併設施設の営業期間(季節で開いていないことがあります)
同じ軸でほかの宿も見るなら、貸切・家族風呂で選ぶ、温泉で選ぶ、神奈川県の宿 から。認定の意味を先に知っておきたい方はウェルカムベビーのお宿とは、わが家の条件で持ち物を決めたい方は出発前リスト診断へ。
子どもが楽しむことと、親が湯につかることは、どちらかを選ぶものではないと思います。ただ、宿を決める段階で親の分をひとつ置いておくと、その一日は残りやすい。貸切風呂の1回でも、部屋の露天の10分でもかまいません。
帰りの車で「そういえば、ちゃんと浸かったね」と言えたら、次の旅の予約も少し楽しみになりそうです。